手術

当院で行う主な手術は、胃がん・大腸がん・胆石症(腹腔鏡)・ヘルニア(脱腸)・痔の手術・盲腸等を行っており、患者様に安心して安全な手術ができるよう、新しい知識、技術の向上に努めています。

内視鏡検査

検査によっては、実施できない曜日もありますので事前にお問い合わせ下さい。

※日本人の死因の上位に入る胃がんや最近多くなった大腸がんを早期に発見するためにも、がん年齢と言われる40歳以上の方には、定期的に検査を受けることをお勧めします。

胃内視鏡検査(GF)

日本は胃がんの発生率が非常に高い状態にあります。小さながんであれば、内視鏡検査時に切除することもできます。

〈検査内容〉

のどに麻酔を施し、鎮静剤の注射を行った後に検査します。
当院では鼻から入れることもできる細い管を使用していますので、患者さんの負担はより少なくなると考えています。
この検査に要する時間はおよそ10分ですが、場合によっては組織検査も併せて行います。
検査後は車などの運転は控えて頂くことになり、1時間程度の休憩が必要となります。

〈事前準備〉

朝食を取らずにご来院いただくことが基本となります。
また場合によっては薬の服用を中止して頂くこともありますが、これについては予約時にご説明致します。

大腸内視鏡検査(CF)

この検査は早期大腸がん発見に診断精度が高く最も適しており診断と治療の両方が可能な検査です。

〈検査内容〉

検査台に横になり軽い鎮静剤を注射し、数分後肛門から内視鏡を入れ盲腸まで挿入します。
また必要に応じポリープ等の切除を行い出血予防のため切除部をクリップで縫合閉鎖することもあります。

〈事前準備〉

大腸内視鏡検査をするには、腸内をキレイにしておかなければなりません。
そのため患者さんには検査用の下剤を大量に飲んで頂く必要があり、まず自宅で下剤を飲んで頂き、さらに検査当日には1.8リットルの下剤を飲んで頂きます。
場合によっては、前日から入院して頂くことも可能です。

内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)

この検査は、胆汁の流れる胆道(胆のうと胆管)と膵液の流れる膵管の様子を調べる検査であり、肝臓や胆道、膵臓の病気を調べます。

〈適応疾患〉

(胆道疾患)胆道系腫瘍・胆石症・胆管狭窄

(膵疾患)膵腫瘍 ・慢性膵炎 ・膵胆管合流異常

内視鏡的乳頭切開術(EST)

内視鏡を十二指腸まで挿入し胆管・膵管の出口にあたる乳頭部にEST用ナイフを挿入し高周波(電気メス)を用いて切開します。
結石を除去し、胆道が閉塞して起こる黄疸を軽減させるために行います。

〈適応疾患〉

総胆管結石症

〈検査内容〉

カメラの先から十二指腸にあるファーター乳頭部(胆汁と膵液の出口)をEST用のナイフを使って高周波で切り胆管・膵管の出口を広げます。
広げることにより胆管結石等により詰まっていた胆汁や膵液を流れやすくするとともに、結石等を取りやすくします。ESTの後、結石除去術を行うこともあります。

胃透視検査

X線を使い造影剤(バリウム)を150cc飲んでいただき、食道・胃十二指腸の病気を調べる検査であり、粘膜の状態(ポリープ潰瘍・がん)や病巣の深さなどが分かります。

〈検査内容〉

次にバリウムを飲みますが、これを胃壁に塗りつけるため体を上下左右させたりします。
途中粉末顆粒の発泡剤という薬を飲みますがこれは通常縮んでいる胃を膨らませ胃壁の細かい所まで写すためです。
この薬によりゲップが出そうになりますが、技師の指示があるまで我慢して下さい。

撮影を複数回行い、検査時間は10分前後です。
検査終了後に下剤を飲んでもらいます。
バリウムが大腸に残ると水分が吸収されて便秘になりやすいためです。

〈事前準備〉

  • 検査前日の夜9時以降は食事を取らないで下さい。
  • 当日は朝から食事も水分も取らずにご来院下さい。
  • 妊娠中及び妊娠の可能性のある方、また心臓病、前立腺肥大症、緑内障などの疾病がある方は検査できない場合がありますので、前もってお申し出下さい。

超音波検査

心臓超音波検査

この検査は、高周波数の超音波を心臓に発信して、戻ってくるエコー(反射波)を受信し、心臓の動きを観察します。レントゲンやCTのように放射線による被曝の心配がありませんので、妊婦や乳幼児でも安心して受けることができます。

 

 

〈検査の目的〉

  • 心臓の形の異常を発見する。
  • 心臓の働きを見る。(動いている状態をそのまま観察できるとても有用な検査です。)

〈検査時間〉

20~30分程度です。

〈検査で分かる病気〉

心肥大・心筋症・各種弁膜症・心拡大・心筋梗塞・先天性心疾患など

腹部超音波検査

高周波数の超音波を腹部に発信し、戻ってくるエコー(反射波)を受信し、腹部の臓器や組織を画像化し て診断する検査です。
エコー検査は痛みも無く、レントゲンやCTのように被曝もないので、安全な検査と言われています。

〈検査の目的〉

・腹部臓器に異常がないか見る。

〈検査時間〉

20分程度です。

〈検査で分かる病気〉

肝炎・肝硬変・脂肪肝・胆のうポリープ・胆のう結石・腎結石・前立腺肥大・子宮筋腫など

マルチスライスCT(東芝社製16列)を使った検査

[特徴]

  • 3D画像で臓器を立体的に見ることができます。
  • 短時間(30秒ほど)
  • 低被曝

レントゲン検査

心電図検査

心電図の波形の異常により、不整脈・心肥大・心筋症・狭心症・心筋梗塞などを疑うことができます。異常が見られたら、ホルター心電図や心臓超音波検査(心エコー)などの更に詳しい検査をすることになります。

*ホルター心電図・・・携帯型の心電図記録器を装着し24時間休まず心電図を記録するものです。
*心臓超音波検査・・・上記参照。

生化学一般検査

自院内において、ある程度の分析ができますので、検査結果についても比較的早く出すことができます。

・血液検査:コレステロール値、血糖、GOT、GTP、γGTP、赤血球数、白血球数など
・尿検査:尿糖、尿たんぱく、尿潜血反応など